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【レポート】2013.9.12開催『「経理・財務」実務マニュアル―消費税申告業務 前編』読者会

シリーズ第7弾となる読者会のテーマは、「消費税申告業務編」ということで、9月に開催致しました。講師は読者会でお馴染みの、税理士・金田一先生です。消費税については、今までのアンケートでも非常にリクエストの多かったテーマということもあり、たくさんの方にお申込み頂きました。ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。

さて、今回の読者会ではいつものレジュメの他に、「消費税申告書」と「付表5 控除対象仕入税額の計算表」を配布させて頂きました。何に使用したのかは、後ほど詳しくお話させて頂きましょう。

『「経理・財務」実務マニュアル』消費税申告業務編 読者会の様子1今回の問題は大きく分けて2つです。前半は、ある法人の決算時の処理を想定して、いくつかのケースの仕訳をし、税引後の当期純利益はいくらなのかを計算していくという課題。後半は実際に簡易課税適用の場合の消費税申告書を作成してみる、という課題でした。
先生曰く、「消費税は範囲が広いので“申告”そのものにこだわって実際の申告書を作成してもらう」ということをテーマにしたそうです。
普段は消費税の申告書を読む機会がなかなかない、という方も多いのではないでしょうか。
「作れるようになれば読めるようになる」ということで、実践あるのみです!

簿記と実務で消費税精算の仕訳はどう違う?

それでは課題の内容について、簡単にご紹介させて頂きます。
まず第1問は、「ある法人の決算時の処理を想定」し、税抜形式での経理処理をしている場合の仕訳と数値を回答するという課題でした。
実際に仕訳を切りながら、P/Lを作成していく過程で、先生がおっしゃっていたように、「簿記で勉強する消費税精算の仕訳と実務との違い」がお解り頂けたのではないでしょうか。また、消費税の計算には、簡易課税適用会社の場合や一般原則課税適用会社の場合などのいろいろな計算方法があり、消費税額はその会社に応じて“消費税法という法律に則って、決まる”という意味を理解することができました。そして、私たち消費者が普段の買い物の際に消費税をきっちり払っていたとしても、それが事業会社から全て納税されているわけではないという仕組みについて…消費税についての初学者だった私には“目からうろこ”でした!

「消費税申告書」と「付表5 控除対象仕入税額の計算表」を作成してみよう

『「経理・財務」実務マニュアル』消費税申告業務編 読者会の様子2次に後半の第2問です。いよいよ、冒頭でご紹介した「消費税申告書」と「付表5 控除対象仕入税額の計算表」を使って勉強を進めていきます。今回は簡易課税適用の場合の申告書を作成してみて仕組みを理解し、読めるようになるというのがゴールです(簡易課税より少し複雑な原則課税については次回のお楽しみということになりました)。
申告書と付表5の作成を始める前に、先生から大事なポイントを教えて頂きました。申告書などの書類は「大きい枠組みに区切って理解する」という事が大切なのだそうです。それを分かりやすくするために、今回は申告書と付表5にカラーで書き込みをしたものを配布させて頂きました。申告書の見方を大きく分けると以下の通りになります。
@「この申告書による消費税の税額の計算」・・・国税4%を計算する欄
A「この申告書による地方消費税の計算」・・・地方税1%を計算する欄
B「消費税及び地方消費税の合計」・・・@とAの合計を記入する欄

そもそも消費税は国税の4%と地方税の1%をあわせて5%というように成り立っているということは御存じだったでしょうか。そして、消費税法上の消費税というのは国税の4%のことを指すそうです。
最初に国税の4%を計算しておき、その25%を地方税として納税していくという仕組みがそのまま申告書の欄にも反映されています。前提が理解できると、おのずと申告書の仕組みも理解できるようになりますね。

そして、申告書の中にある「控除対象仕入税額」の計算をするために付表5を使っていきます。付表5については全体の下部3分の2くらいが「2種類以上の事業を営む事業者の場合」の欄となっており、その中で大きく2つに分かれています。その「原則の方法で計算される金額」と「特例で計算される金額」の2種類を出してみて、どちらか有利な方を法人が選択する事ができるという仕組みだということが分かりました。
それぞれの書類の概要が理解できたら、いよいよ申告書の作成に取り掛かります。消費税の申告書の中で金額を計算しながら、付表5にも必要な数字を記入していく…という作業を全員で行いました。

申告書への記入と解説が終わった後、答え合わせの意味も含めて「法人用 消費税及び地方消費税の申告書(簡易課税用)の書き方」という税務署で配布している冊子を配布させて頂きました。実は今回の申告書作成の条件は、この冊子の中の数字を元にして作られました。「実際の実務上では割り切れない数字になるということを体験してほしかったので、敢えてこの数字を使いました」と金田一先生。是非この冊子も利用しながら、復習してみて下さいね。

課題は2つでしたが、盛りだくさんで充実した2時間だったのではないでしょうか。セミナー後のアンケートでは、以下のようなお声を頂きました。

「消費税申告業務 前編」読者会参加者の声

  • ケーススタディがとても勉強になりました。教科書読んだだけではイメージ全くつかめませんでしたので。
    申告の構造がわかったので、毎日の仕訳が楽しくなります。
  • 実務では仮受と仮払消費税の差額が未払消費税とはならないという事と、消費税の申告の流れが分かってよかった。
  • 申告書の書き方、読み方について一度勉強したかったので、実際に計算することで大変身になりました。
  • 2年間くらい経理・会計から離れて主婦をしていました。昔の勘をとり戻すためにセミナーに出席させて頂きました。
    また自信を持って業務に取り組めそうです。ありがとうございました。これからも参加していきたいと思います。

等々…とても嬉しい感想をたくさん頂きました。
いつもアンケートにご協力頂き、本当にありがとうございます。

さて、そんな皆さまからのアンケートでも頂いたリクエストにお応えして、次回は「消費税申告業務」の後編を開催致します!
次回セミナー詳細・お申し込みはこちら

皆さまのご参加をお待ちしております。それではまた次の読者会でお会いしましょう!

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