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【レポート】2013.9.25開催『「経理・財務」実務マニュアル―ディスクロージャー 編』読者会

シリーズ第8弾となる読者会のテーマは、「ディスクロージャー編」。講師は第6弾の「連結決算管理編」でもご登壇頂いた公認会計士の飯塚幸子先生です。(前回の「連結決算管理編」の様子をご覧になりたい方はこちら

 さて、今回の読者会は「ディスクロージャー編」ということで、なかなかハイレベルなテーマだったのですが、飯塚先生のわかりやすい解説で、実務経験がなかった方にもお楽しみいただけたのではないでしょうか。

 今回の問題は6題でした。前半はいつものようにチームで課題を解き、皆さんに発表して頂きました。そして後半は実際の企業の開示資料を見ながら、飯塚先生に財務分析の解説をして頂きました!

そもそも・・・決算短信や有価証券報告書は何のために作る?

『「経理・財務」実務マニュアル』ディスクロージャー編 読者会の様子1 前半の課題は、ディスクロージャーに関するスケジュールを作成するという課題や、そもそも「決算短信や有価証券報告書は何のために作るの?」という問題など、今さら人にはなかなか聞けないようなこともディスカッションを通じて理解することができました。ふいに「決算短信はどのような法律に基づいて作成されるもの?」と聞かれたら、皆さんならどのように答えるでしょうか。実はこの問題はひっかけでした。「決算短信」は投資家保護のため、証券取引所のルールに基づいて作成されるものなので、法律に基づいて作成されるのではないのですね。
一方、有価証券報告書はどうでしょうか?決算短信と同じように投資家保護を目的に作成するということは共通ですが、こちらは金融商品取引法(旧 証券取引法)に基づいて作成されます。このように比較してみると、特徴が理解しやすくなりますね。

ディスクロージャーはどんなスケジュールで行われるのか

 また、ディスクロージャーに関するスケジュールの問題では、何の書類をいつまでに開示するのかという具体的なスケジュールの確認はもちろんのこと、こんなこぼれ話も教えて頂きました。突然ですが、決算短信を30日以内に開示している企業は何%くらいあると思いますか?3月期決算会社が決算短信を提出するのに要する平均日数は、9年前が46.2日。平成24年3月期では38.4日と早期化されているそうです。ただ、実際は45日ぎりぎりに提出している企業がほとんどで、30日以内に提出している企業は全体の20%とのこと。意外に少ないのですね。月内開示が望ましいとは言っても、実務上はなかなか難しいということがわかります。皆さんの企業はいかがでしょうか?

『「経理・財務」実務マニュアル』ディスクロージャー編 読者会の様子2 そして後半。初めに決算短信の作成要領が掲載されている東証のホームページや有価証券報告書の閲覧ができるEDINETのWEBサイトをご紹介頂きました。有価証券報告書は投資家向けに公開されていますので、誰でも閲覧することができるのですね。
続いて、財務分析の時間です。テキストと一緒に配布させて頂いたのはある企業の決算短信と有価証券報告書の一部抜粋です。その中の財務諸表を見て、どういう業種でどこの会社なのかを考えてみて、どんな会社なのか気付きを話し合うというワークをグループで行いました。
ディスカッションの後は、決算短信と有価証券報告書の違いや、自己資本比率、減損損失などを見ていきながら、どの会社の有価証券報告書なのか発表されると…!皆さま意外な反応でした。固定資産が多いことからメーカーかと思いきや、サービス業でしたね!その他には先生から、有価証券報告書を読むときのポイントを教えて頂きました。「サービス業の平均自己資本比率が50%くらいのところ、この企業は60%を超えていて安全性が高い」「損益計算書の中で売上高に対して売上経常利益率が20%以上というのはサービス業の中では高い方」「利益剰余金が大きいということは、儲けが大きい!」「固定資産を見るときは、固定比率(固定資産÷自己資本)に注目!」等々…数字から読み取れることは様々でとても興味深かったです。皆さまはどんな気付きがあったでしょうか。

 最後に、皆さまからのアンケートを少しご紹介させて頂きます。

「ディスクロージャー 編」読者会参加者の声

  • 本を読むだけだと頭に入らないのですが、楽しく学ぶ事ができました。易しく説明してくれたので、私でもよく分かり、もっと理解したいと思いました。ありがとうございました。
  • 同じ経理でも詳しく知る事が無かった分野で本を読むだけではここまで理解できませんでしたので、実際に話を聞け、とても有意義でした!
アンケートのご回答からも、有価証券報告書等の財務分析が大変ご好評でした。また機会があれば、財務分析のセミナーを開いてみたいと思います。皆さんも興味のある企業の有価証券報告書を覗いてみてはいかがでしょうか。今回のセミナーで得た知識をもってみてみると、今まで気づかなかったことがいろいろ見えてくるかもしれません!

飯塚先生には次回の「中長期計画管理編」「年次予算管理編」にもご登壇頂きます。また次の読者会でお会いしましょう!

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