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【レポート】2013.11.13開催『「経理・財務」実務マニュアル―年次予算管理 編』読者会


シリーズ第11弾となる読者会のテーマは、「年次予算管理編」。講師は第6、8、9弾に引き続き、公認会計士の飯塚幸子先生です。(前回の「中長期経営計画編」の様子をご覧になりたい方はこちら

今回の読者会は「なぜ予算管理が必要なのか」ということから“管理会計”のあり方を話し合い、考えて頂くという内容でした。先生は冒頭に、「本を読むと分かった気になってしまうけれど、本を読んだ上で、さらに自分の言葉で噛み砕いて回答を考えることが大事」とおっしゃっていました。それが“読者会”の醍醐味です。今回の課題は全部で6問。ディスカッションの前には、先生からそれぞれの課題の意味やなぜこの課題を設定したのかをご説明頂きました。それを踏まえてか、皆さまのディスカッションもかなり掘り下げたものになっていたようです。

「財務会計」と「管理会計」の違いとは?

年次予算管理セミナーの様子1実際に取り組んだ課題をいくつかご紹介させて頂きます。まず1つ目は「“財務会計”と“管理会計”の意味と違い」。これは皆さんもなんとなく分かっているようで、人に説明するとなると少し戸惑うこともあるのではないでしょうか。それぞれ、目的が明確に違います。簡単にまとめると、財務会計は企業の外部の利害関係者向けの報告であり、管理会計は会社内部の経営者の意思決定するために必要な情報を提供するということ。中長期経営計画を達成していくために指標を作り、それに対して実際の業績がどうだったのか、何を改善すればいいのかを検討する為の会計が“管理会計”というわけですね。財務会計は外部に報告するためのものなので、各法律に基づいて作成されますが、管理会計は内部向けなので、その基準は会社によって異なるようです。財務会計も管理会計も同じ事実(実績)に基づいて作成しますが、最終的な見え方は違っても良いのではないか・・・という考え方もあります。先生は“財管一致”という表現を使っていましたが、そのメリット・デメリットについてもご説明頂きました。財務会計と管理会計の関係性と、それぞれの役割、そして会社の業績を上げていく為の必要性がご理解頂けたのではないでしょうか。

年次予算管理セミナーの様子1

授業後も、飯塚先生の周りには自然と受講生の皆さんが集まっていました。読者会の熱気が伝わってきます!

予算設定方式のそれぞれの特徴とは?

2つ目は、皆さんからの意見が活発に挙がっていた課題が「予算設定方式のトップダウン方式/ボトムアップ方式/折衷方式のメリット・デメリット」です。テキストに書いてあるキーワードのほかに、実際の業務の中で感じることなども発表して頂きました。どの方式を取っているのかは会社の規模にもよるようですね。飯塚先生がコンサルティングで担当している企業の事例などもお話し頂きました。予算作成は各事業部の考えをまとめて調整するという、コミュニケーションがとても大切になってくる業務です。そして、作成した予算を現場まで浸透させ、社員全員が当事者意識を持って目標達成に向かうということが重要なのですね。
そして3つ目は予算作成後の「予算管理の進捗管理・差異分析」についてです。予算管理において、特に実績の差異分析は必須です。予算と実績を比較して、達成/未達成の事実だけではなく、「なぜ達成できたのか」を明確にすることが大切とのこと。予算を超えた理由が偶然大口の取引があったというだけで、継続性がない…という場合もあるわけです。「予算を超えたから良かった」という簡単な話ではないのですね。また、計画そのものに問題なかったのか見直すことや、予算未達成の場合はリカバリーができるのかどうかなど、それぞれの役割で原因を分析し、次のアクションに繋げることが大切ということがわかりました。

最後に「分析をするとき、外に要因を求めると改善しにくいですが、内に要因を求めると改善はしやすい。自分の中から変えるほうが早いし、外に要因があったとしても、それを変えるために自分が何をすれば良いかを考える」という先生からのメッセージがとても印象に残りました。

皆さんはいかがでしたか?セミナー後のアンケート内容をいくつかご紹介させて頂きます。

アンケートではこのようなお声を頂きました。

「年次予算管理 編」読者会参加者の声

  • 自社のやり方、問題点しか知らなかったが最後に他社の管理会計の話が聞け、他業種でこんなにも考え方、やり方が違うのか、と思った。大変に勉強になりました。
  • 話が具体的で分かりやすく感じました。会社で管理会計にたずさわってないですが、どのような数値、方式で扱っているのか興味がわきました。
  • 早速帰ったら復習して、明日会社の予算がどう立てられているのか注意して見てみようと思います。今まで管理は自分に関係なかったので気にしていませんでしたが、意識が変わりました。ありがとうございました。

今回の講義が皆様にとって、自分の業務を振り返る良い機会になっていたとしたら幸いです。
それでは、また次の読者会でお会いしましょう!

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