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【レポート】2013.12.13開催『「経理・財務」実務マニュアル』 読者会 第13弾「法人税申告業務 後編」


シリーズ第13弾となる読者会は、「法人税申告業務 後編」です。11月に開催された「法人税申告業務 前編」では「交際費の損金不算入に関する明細書」(別表15)と、「所得税額の控除に関する明細書」(別表6(1))の作成手順を学びました。今回は、その続編ということで別表4、別表1の作成を中心に学んでいきます。

法人から源泉所得税が徴収されるのはなぜ?

―― 所得税は「個人」に対する税金、法人税は「法人」に対する税金です。ではなぜ、法人から源泉所得税が徴収されるのでしょうか?
それは例えば、利子や配当を支払う側が、支払先をいちいち法人、個人、と区別せず、源泉所得税を一律に徴収する義務を負っているからです。
では、法人が徴収されている所得税は、何と考えどのように処理すべきでしょう?
源泉所得税は“当期に課される法人税の前払い”として捉えて処理をします ――

法人税申告業務読者会 後編の様子1こんなお話からスタートした今回の読者会。前半は、法人が確定申告によって納付すべき法人税額(期末未払計上額)を計算していきながら、別表4を作成するという課題に取り組みました。4人1組でチームを組み、まずは自己紹介タイムからスタート。
メンバーが打ち解けたところで、各チームに割り振られた問題について、メンバー同士で意見を交換しながら答えを作っていきます。課題の内容としては、ある中小法人の売上高や給与額などの前提を元に申告書の記入に必要な数字を計算していくというものです。実際の実務よりは数字を簡素化していますが、その分、計算の仕組みを理解し易くなったのではないでしょうか。

そもそも、本来支払うべき法人税を計算するというのは、源泉所得税を徴収されていなかったと仮定して、本来の法人所得を算定するところから始まっていきます。
そして、企業会計上の利益をスタートとして、“別表4”会計上の「利益」額を税務上の「所得」へと調整する表を作成し、別表4ができたら、そこで算出した「所得」に基づき、法人税額の計算を算出していくというのが一連の流れです。

各チームの皆さまには、それぞれのステップで「どのように仕訳をきったか」などを発表して頂きました。チームによって見解が分かれた場面もありましたが、先生からは基本的な考え方についてご解説頂き、最終的な数字を導き出すことができました。

いよいよ、別表4・別表1へ“清書”

法人税申告業務読者会 後編の様子2後半は、前半の課題で導き出した数字をもとに、実際の別表に記入していく流れを学んでいきます。
作業にあたっては、左の写真のように、記入する場所に分かり易く印をつけた「別表4」(所得の金額の計算に関する明細書)を配布させて頂きました。前回の読者会で作成した「別表15」(交際費の損金不算入に関する明細書)と、「別表6(1)」(所得税額の控除に関する明細書)で算出した金額を元にして、別表4と別表1に記入していきます。

実際に申告書に記入するまでに、いくつも計算のステップがあり、「別表1や4は、あくまでもそのステップの“清書”というイメージ」と金田一先生。申告書の内容を理解するということは、それぞれの数字がどのように算出されてきたのかというアプローチを理解することでもあるのですね。

金田一先生は、「法人税の申告書も、実際に作ってみたら大して難しいことはない!」とおっしゃっていましたが、皆さんはいかがだったでしょうか。今回の読者会が、少しでも皆さんのご理解の助けになっていたら嬉しく思います。

アンケートではこのようなお声を頂きました。

「法人税申告業務 後編」読者会参加者の声

  • 実務でふれていないので、税務上の所得や損金、益金の計算にとまどいましたが、別表の意味もあわせて勉強できてよかったです。実務に活かしたいです。
  • 多少わかっているつもりでしたが、やっぱりよく理解できていないということがよくわかりました。話を聞くだけではなく、実際に手を動かすことはとても有効だと思いました。
  • 常々、申告書が読めれば(書ければ)と思っておりましたので、今日の講義は大変有難かったです。ただ見て読む、ではなく“実際に計算して算出して、ステップを踏んで”申告書に書き込むことで今更ながらに、あーここでの数字が来るのだ、と非常に理解しやすくて本当に有難かったです。

次回は「税効果計算業務 編」です。
それでは、また次の読者会でお会いしましょう!

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