「経理・財務サービス・スキルスタンダード」は2004年5月に経済産業省から公表されたことをご存じの方は多いと思います。
これは「経理・財務」分野の業務プロセスを可視化・標準化し、フローチャートも使いながら業務の定義やプロセスを定義したもので、我が国の優良企業の実務的エッセンスが集められているものです。
— 経理・財務業務/鳥瞰図 —
経理業務 | ||||
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【1】売掛債権管理 | 【2】買掛債務管理 | 【3】在庫管理 | 【4】固定資産管理 | 【5】ソフトウェア管理 |
【6】原価管理 | 【7】経費管理 | 【8】月次業績管理 | 【9】単体決算業務 | 【10】連結決算業務 |
【11】外部開示業務 | 【12】中長期計画管理 | 【13】年度予算管理 | 【14】税効果計算業務 | 【15】消費税申告業務 |
【16】法人税申告業務 | 【17】連結納税申告業務 | 【18】税務調査対応 | ||
財務業務 | ||||
【19】現金出納管理 | 【20】手形管理 | 【21】有価証券管理 | 【22】債務保証管理 | 【23】貸付金管理 |
【24】借入金管理 | 【25】社債管理 | 【26】デリバティブ取引管理 | 【27】外貨建取引管理 | 【28】資金管理 |
【29】資産流動化業務 | ||||
非定型業務(企業再編/資本政策等) | ||||
【30】企業買収 | 【31】会社分割 | 【32】解散・清算 | 【33】株式公開 | 【34】株式発行増資 |
【35】資本政策 | 【36】ストックオプション |
このスタンダードを軸に経理・財務実務を体系的に学び、立場や地位を超えて自分を磨き顧みるための時間をご提供したいと思っています。
今、経理・財務部門に求められるのはブックキーパーと呼ばれる単なる職人(スペシャリスト)的会計技術・知識だけではありません。
そして、経営トップに対し的確な財務情報をタイムリーに提供していくために、経理・財務のプロとして財務部門や経営企画部門の人達と密接にコミュニケーションを図り財務情報を共有し、提供し続ける技術・知識が必要なのです。
これからの日本の経理・財務部を支えるために。今、何をすべきか、一緒に考えていきませんか?
本セミナーで使用する書籍『「経理・財務」実務マニュアル』は2004年に経済産業省が開発した「経理・財務サービス・スキルスタンダード」の実務ガイドブックです。
「経理・財務サービス・スキルスタンダード」とは企業における経理・財務業務とは具体的にどのような業務であるか、フローチャートも使いながら業務の定義やプロセスを定義したもので、日本を代表する優良企業の実務的なエッセンスが集められています。
本書籍は「経理実務の学校」の講師4名が執筆をつとめ、監修者は「経理・財務」の生みの親、金児昭氏(経済・金融・経営評論家、作家、信越化学工業顧問、日本CFO協会最高顧問)。
編著者は公認会計士で元日本マクドナルド株式会社代表取締役副社長(CFO)、元セガサミーホールディングス株式会社専務取締役(CFO)、現カルビー株式会社常務監査役の石田正氏です。
すべての「経理・財務」パースンに読んでいただきたいと思って書かれた本です。
わが国のビジネスが、小・中・大の会社・お店を問わずあらゆる面で世界に拡がっている今、ITや「経理・財務」を学ぶことは、必ず皆様のこれからのビジネスのお役に立つと思います。
日本の「経理・財務」に興味を持つ全ての人に。
本書は、実務に従事されている企業の「経理・財務パースン」から、お店で働く店長やスタッフまで、日本の「経理・財務」を学びたいという世界中の全ての人たちのためのスタンダードテキストにしていただきたいと願って書きました。