就職や転職などで使える資格として、まずは日商簿記3級に挑戦しようと思っている方も多いのではないでしょうか。
実は今、無料で勉強できる講座が多数あることをご存じですか?
ここではジャスネットが厳選した「日商簿記3級 無料講座」をご紹介いたしますので、ぜひ参考になさってください。
目次
初めて簿記の勉強をするなら通信講座がおすすめ
日商簿記3級の勉強をしようと思った時に、まず独学にするかどこかの講座を受講するかで悩みますよね。初めて勉強するのであれば、かかる費用や講座のわかりやすさなどが気になるところだと思います。
実は最近、日商簿記3級を勉強するための無料講座が多数公開されているんです。
書店で買ったテキストや書籍だけを使っての独学の場合でも、そのテキスト代がかかることを考えると、費用ゼロというのは魅力的ですよね!内容もわかりやすく、初学者の方にもわかりやすいコンテンツばかり。
ぜひお得に日商簿記3級に合格しましょう。
日商簿記3級 無料おすすめ講座5選
(1)経理実務の学校『日商簿記3級講座』
URL: https://career.jusnet.co.jp/entry/video-bookkeeping/
◎良い点
経理実務の学校の簿記3級講座は、堀川洋先生が講師を務める無料の動画講座です。
堀川先生は「簿記の学校 堀川塾」の塾長を務めており、『10日で合格!日商簿記3級問題集』(学習研究社)など、多数の著書でも知られています。受講者からは「丁寧で分かりやすい解説」として高く評価されています。
本講座は、全5章にわたって 日商簿記3級の全範囲を網羅しており、基礎からしっかりと学べる 内容となっています。
動画は1テーマあたり約10分 で完結するため、忙しい方でもスキマ時間を活用して学習を進められるのが特徴です。また、テキスト「一人で学べる はじめての簿記(西東社)」は 全ページPDFで無料ダウンロード でき、学習に必要な教材の準備も手軽です。
さらに、試験直前の対策として「日商簿記3級 直前対策ゼミ 【仕訳対策編】」「日商簿記3級 直前対策ゼミ 【総合問題編】」など、実践的な内容も用意されています。これにより、 万全の試験対策が可能 です。
簿記3級の合格を目指す方にとって、充実した内容のこの無料講座は見逃せない選択肢の一つでしょう。
疑問点がある際には、講師がメールで無料対応 してくれます。個別指導が難しいオンライン学習において、独学でのつまずきをフォローしてくれるのもうれしいサポートです。
×悪い点
オンライン講座なので、スケジュール管理やモチベーションの維持などは自己責任です。
またテキストは全て無料でダウンロードできますが、 製本版が欲しい場合は書店やAmazonで購入する必要があります 。
(2)【簿記系YouTube】ふくしままさゆき
URL: https://www.youtube.com/@bokiYouTuber
◎良い点
チャンネル登録者数48.8万人の簿記系YouTuberふくしままさゆきさんの動画です。
ふくしまさんの動画は、初学者でも理解しやすいような構成のため、難しい概念も丁寧に説明されています。また、 実務経験に基づいた具体例が豊富で、図解を多用している のも特徴です。
理論をイチからきちんと解説する徹底理解型スタイルで、初学者にもわかりやすい講座になっています。実務や上位資格の勉強の導入にも役立つ内容です。
×悪い点
基礎からじっくり学ぶ方針のため、一部の動画には時間の長いものもあります。 タイパ重視の方にはまどろっこしく感じられる ところもあるかもしれません。
ほぼすべて無料で見られるものの、 一部の応用的な内容は有料メンバーシップとなっている ので、注意が必要です。
(3)パブロフ簿記
URL: https://pboki.com/
◎良い点
「日商簿記2級3級」受験生のための情報サイトです。
「試験情報」「試験範囲の改訂」の内容や、初学者にもうれしい「試験までの過ごし方」「電卓の使い方」なども網羅して解説してあります。 日商簿記に関する情報が常に更新 されており、勉強以外の情報も知ることができます。ぜひチェックしてみてください。
完全な初心者の方は『初めての人向け!ゼロからの簿記』から勉強を開始できます。
日商簿記3級の無料解説講義も充実。イラストや具体例を使って仕訳の基礎を理解しやすくしています。テキストを購入し、それに沿って解説動画を視聴することで、理解度をあげていくスタイルです。YouTubeの解説動画で気になる部分のみ勉強することもできます。
×悪い点
応用の練習問題がやや少ない ため、より実践的に勉強したい場合は他の教材も併用した方がいいでしょう。
特に仕訳や理論部に比べ計算問題のボリュームが少ないので、試験での得点力を高めるためには追加演習も必要になると思います。
(4)Study Pro「簿記3級 テキスト 問題 予想模試」
◎良い点
簿記3級について「簿記の基本」「取引と仕訳」「伝票」…などの単元ごとにブログを読んで勉強ができます。学習状況や残学習時間なども明記されるため、 スキマ時間での勉強がしやすい のではないでしょうか。
過去の試験傾向を分析した 予想模試が2回分 用意され、試験対策として本番形式の練習ができる点もメリットです。
また学習スケジュール(2か月、1か月、2週間のプラン)も用意されていますので、初学者でも取り組みやすい構成です。進捗率なども表示されるため、モチベーション維持もしやすいのではないでしょうか。
×悪い点
独学向けの無料教材なので、学習中に出てくる 疑問点をすぐに解決できるサポート体制はありません 。またネット試験対応の形式が主なので、ペーパー試験特有の傾向には対応しきれていない可能性があります。
(5)犬でもわかる!無料簿記講座
URL: https://inuboki.com/
◎良い点
2大ビジネススキル簿記とITが無料で学べる学習サイトです。
① 理解中心で無駄な丸暗記は極力なし
② 図や例題を多用し記憶に残りやすい
③ すべて無料・登録不要で使い放題
という3つの特長があります。
日商簿記3級については、「入門講座」「3級講座」「3級問題集」と分かれており、それぞれ単元ごとの文章による解説と、練習問題ができるようになっています。
主に簿記キッズ(簿記学習中の小中学生・高校生)を対象としたYouTubeの『いぬぼきTV(ゆっくり解説)』 で楽しく学ぶこともできます。
全体的に初学者でも苦手意識を持たずに学習を進められるような工夫がされています。
無料の練習問題も豊富 で、仕訳や決算処理などの基礎から応用まで網羅的に対応した問題が揃っています。手軽に理解度をチェックできますし、理解を深めたい場合にも活用できます。
またサイト内に掲示板が設置されており、質問や学習進度の共有ができます。これにより、独学でもモチベーションを維持しやすくなります。
×悪い点
実際の試験形式に近い模試や総合問題の提供はありません。 本試験に向けた時間配分や形式に慣れるためには別の教材が必要 です。
また基礎を重視した解説のため、複雑な概念や計算方法の説明が不足している点も見受けられます。 より理解を深めたい中級者以上には物足りなく感じる こともあるでしょう。
おまけ:資格の専門学校が行っているお得な簿記講座2選(有料)
「無料の日商簿記3級講座である程度勉強してみたものの、合格できなかった」「やはり専門学校ならではのカリキュラムで確実に学びたい!」など、多少費用はかかってもいい、という方もいると思います。
ジャスネットが選んだ優良講座なら、カリキュラムに沿って勉強すれば合格まで導いてくれること間違いなしです。費用も抑えめな2つの講座をご紹介いたします。
(1)スタディング簿記講座「簿記3級合格コース[2024年検定対応版]」
費用:一括3,850円
URL:
https://studying.jp/boki/itempage/course3-24.html
24回の動画の基本講座にWEBのテキストがついています。さらにオンライン問題で「スマート問題集」「仕訳トレーニング」「解答力UP講義」「実践力UPテスト」「検定対策模試」も勉強できます。
実際に試したところ、動画視聴に使うスマホアプリの使い勝手がよいのが大きな特徴 かと思います。下記(2)に挙げたTACとは、また違う資格学校の講座も購入し試しましたが、アプリに限っては、スタディングのものが一番よいように思いました。教室を持たない講座運営をしているため、そこには力を入れているのでしょうか。
また、別売りのチケット制にはなりますが、学習Q&Aサービスもあります。
(2)資格の学校TAC「オンライン簿記講座 3級スッキリパック」
費用:3600円(テキストなし)5500円(テキストあり)
URL:
https://www.tac-school.co.jp/kouza_boki/boki_lp.html
とにかく費用を抑えてコスパよく学習したい方におすすめのコースです。
簿記を勉強しようと書店に行ったことのある方なら目にしたことがあると思われる、 全国書店売上No.1の書籍『スッキリ』シリーズで学習 します。ストーリー仕立てですらすら読めるため、初学者でも安心です。
8時間のオンライン基礎講義、ネット模試6回や仕訳トレーニング、さらに質問やオンライン学習相談などのサポートも充実しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
初めて簿記を学ぶ方は、まずはご紹介した充実の無料講座で勉強を開始してみましょう。
そこから「もっと気軽に質問がしたい」「この場合はどうなるんだろう?」と様々な疑問が出てくると思いますので、自分のスタイルに合った勉強方法を確立していくのがいいのではないでしょうか。みなさんの参考になれば幸いです。