- [経理・会計・税務]
- 経理・財務会計
講座内容
経営者やCFOから「先月の売上高営業利益率が昨年と比べて下がっている原因は何ですか?」と聞かれたときに、事業部門で管理している予算管理の指標(KPI)を使って、具体的に説明できますか?
「KPI」は、この一例でもわかるように、管理部門で管理している財務諸表と事業部門で管理しているKPIは密接に関係している重要な指標です。
しかし実際は、重要な指標と意識はしているものの、財務数値を中心に扱う経理パーソンにとって、「KPIをもとにした事業部門とコミュニケーションがうまくできない」「財務数値とKPIをどう連動して管理すればよいかわからない」と苦手意識をお持ちの経理パーソンが多くいらっしゃいます。
このセミナーでは、KPI管理に苦手意識をお持ちの経理担当者、経営者から財務数値だけでなくKPI視点での報告を求められる経理部門リーダーの方を対象に、経理担当者の立場からどのようにKPIを把握し、管理したらよいかを中心にわかりやすく解説。はじめてKPI管理をする経理パーソンでも、基本的な考え方から財務数値との連動方法、管理部門としてのKPIの管理方法と役割分担、KPIを使ったコミュニケーションなど管理部門として必要なKIP管理の方法がわかります。
KPI管理をすることで、事業部門とのコミュニケーションを円滑に進めるだけでなく、経営者へより説得力のある月次報告などができるようになります。
経理パーソンが苦手意識をもちやすいKPIにより管理方法を習得し、戦略的に財務数値を伝えられる経理パーソンを目指しましょう。
カリキュラム
1 .KPIとは(財務と非財務、先行と遅行、職位別など)
2 .KPIの実例(売上に関するKPI、ROE・ROA・ROICなど)
3 .自社のKPIの見つけ方(財務数値からの分解、現場からのヒアリング)
4 .財務数値との連動の仕方(月次分析、予算作成、業績予測など)
5 .KPIの管理方法と役割分担(定点観測の方法、データベース、報告書への取り込み)
6 .KPIを使ったコミュニケーション(各事業部門との共有、進捗管理など)
受講対象者
・KPIを使って事業部と円滑にコミュニケーションを進めたい方
・KPIを意識した財務報告ができるようになりたい方
・KPIに必要な基本的な考え方を身につけたい方
受講料
視聴時間
注意事項
講座提供元
麻布ブレインズ・スクール
講座の内容についてのご質問は、下記までお問合せください。
受付フォーム: https://www.azabu-brains.co.jp/support/
講師プロフィール
管理会計ラボ株式会社 代表取締役 公認会計士
略歴 静岡県出身、京都大学農学部卒業、オーストラリアボンド大学ビジネススクール修了(MBA)。監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)にて監査業務を担当。事業会社に転じ、日本マクドナルド㈱にて経理と予算管理の統合、ウォルト・ディズニー・ジャパン㈱にて日本および中国のファイナンス(予算管理および経営企画)業務の立上げを統括。経営財務分野の幅広い業務に通算10年間従事。その後、管理会計ラボ㈱を設立し、実務家会計士の立場から主に管理会計分野のコンサルティング、セミナー講師、雑誌連載や書籍の執筆に活躍中。 「現場感ある生きた会計」をモットーに、制度会計を活かした管理会計の仕組みの構築、経営者や社内各部門に対する会計を活用したコミュニケーションなど、管理会計実務の普及に取り組んでいる。 主著 「今から始める・見直す 管理会計の仕組みと実務がわかる本」(中央経済社) 「元企業内会計士が教える 経理のためのエクセル基本作法と活用戦略がわかる本」(税務研究会出版局) 「経理の勉強法!」(中央経済社)